Collina Terrace

京都出身。ウェリントン在住。自然とアートが大好き。

入国拒否された過去の話

そうなんです、実は入国拒否されたことがありまして、お恥ずかしい。特に悪いことはしていませんねん!というのは強調したい!!

 

ニュージーランドに来る前、イタリアに夫の家族を尋ねに行きました。2017年1月の話です。私はロンドンにも約2年ワーホリしていたこともあり、旧友に会いに行こう!なーんて軽い気持ちで再入国を試みました。滞在予定とかは特に立てずに行こうとしたのが一番の原因ではないかと今思います。

そうなんです、片道チケットしか買いませんでした。

 

入国審査カードってありますよね?あれに滞在期間を6か月と書いて、これが入国審査官の目に留まり疑われたのがはじまりです。そもそも日本人は6か月滞在可能なんですけどね、彼らによると、仕事もせずに観光に6か月?ってなるんですよ!

そのあと、空港内の別室に連れていかれて荷物のチェックをされました。悪運にも、そこで英文の履歴書と、私の当時の職業でもあったネイル道具がみつかったのです。履歴書はオーストラリアで使っていたもので、まだあったなんて自分でも知らなかったし、ネイルはもともと自分でするタイプなので持っていただけなのに、、、そんなの信じてもらえませんよねー

あとは自分の資金ですね、6か月滞在する予定でいくら持っているのかというのが証明できませんでした。これも大きなマイナスポイントです。

指紋はもちろんマグショット的なのも撮られましたよ、すごく怖かったです。

ということで、イタリアに帰りなさいと言われました。。。面白いのですが、自分の国に帰るのではなく飛行機で来た所に帰されます。

 

この後が大変で、私は結構なVIP対応してもらえ、温かい食べ物や飲み物テレビまである部屋でひたすら待ちました。

でも、彼はイタリア人なので入国審査も無事終え壁の向こう側で何も知らされることなく待つだけでした。これにしびれを切らせ空港関係者に尋ねまくったそうです。私は待っている部屋にあった電話を使うことができました。が、誰の番号もわからず、、、

すると急に一人の見張りが、私にもうすぐ電話があるというのです。私は電話の前で待っているとかかってきました!!!それも彼から!!!ここで号泣ですね。かれこれ7,8時間でしょうか。やっと彼の声が聴けることにうれしくて!

どうにかこうにかして、私の状況が知りたいと訴え続けた彼に誰かが私につながる電話番号を渡してくれたそうです。

すぐに、イタリアに帰らなければならないことを伝え、同じ飛行機のチケットを買ってもらいました。と同時に彼の家族の連絡先を聞き、状況を伝えたかったのですが、彼らは英語が特別わかるわけではありませんでしたので、かえってもっと心配させてしまいました。

 

飛行機に乗るまでも、私のパスポートは機長に預けてあるからと言われ、優しい雰囲気のお姉さんの付き添いで普段通らないルートで飛行機に直接乗りました。

そこには彼も待っててくていました(また泣き)!!!!会えて本当にうれしかったです!

 

イタリアの空港に着いたときに、またロンドンの空港で何があったのか聞かれましたが、イタリア語ができない私に彼が全部答えていました。しかもイタリア人たちは何の疑いもなく温かく出迎えてくれました。私はイタリアにも入国拒否されるんじゃないかと少し不安だったのですが。

空港を出ると彼の家族も待っていてくれていました。。。本当に申し訳ない。。。

 

それからすぐニュージーランドに行こう!となり、今に至ります。

この入国拒否って後の人生ずーーーーーーーーーっと付きまとってくるんですよ!!

毎回毎回ビザの申請するたびに説明しないといけなくて、、、

今も所特に大きく問題視されていないので、何ともないですがあの頃の恐怖を思い出せてくれます。

 

ロンドンに行くことはまだ諦めていないですが、今度はちゃんと予定を立てていこうと思います!